黒い家(小説)
欲と狂気に満ち溢れた殺人鬼。
・・・こわいですね、こわいですね・・・
そんなキャラクターが出てきますヨ☆
「黒い家」。
貴志 祐介さんの書くこの作品は、
第4回、日本ホラー小説大賞受賞を受賞しています。
いやぁ、スリリング!!
貴志さんの描く「人間の狂気」は一品ですね。
一言で言うとキモ!!(褒め言葉ですm(_ _)m)
貴志さん特有の、流れるような強弱のある構成、
狂気溢れるハイライト及びクライマックスシーンがすごすぎて、
一気読みせざるをえない作品です。
読んだ後
「ふひぃ〜・・・」ってなります。ほんと笑
お化け出ないのに。すごいわ。
あぁ、人間って、いい人も悪い人もいるよな。
理屈じゃなくて、ほんとそう。
内面なんて、知る由もないんよね。
・・・なんて、自分をとりまくワールドが不安になる。。。
ふあんになるぅ〜
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病気や怪我、生死により大きなお金が動く保険システム。
渦中で働く主人公に、狂気が静かに忍び寄ります。
大きな異臭漂う黒い家。
そこに渦巻く異常な欲望。
人の命と金の間で巻き起こる、精神病質ホラー作品です。
・・・う〜ん、
「精神病質」と書きましたが、
ちょっと1つ言いたい点が。
どうも気になって気になって。
すみません、身近に自閉症のものがいるので、
なんか曲げられないんです。
しかも人気作だし、間違った知識を広められると困る。。。
先天的な脳の障害です。
治ったり治らなかったりしません。
・・・ふぅ。
これだけ正していただければ、
後はもう存分に楽しんでいただきたい作品です◎
精神病質サイコパスを全面に押し出した
「サイコホラー」なこの作品。
お化けこそでてきませんが、
ブルっとさせること請け合いのこちらは
図書館や電車・バスなど、の人の多いところで読むのをお勧めしたい!
人っていっぱいいるんだよ。
人の心って、わからないでしょ?
そんな中で生きてるんだよ、自分。
そんな不安な空間を・時間を
存分に楽しめる方法でございます。
・・・アホですかね自分笑
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黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介 (著)
出版社: 角川書店
ISBN-10: 4041979021
ISBN-13: 978-4041979020
発売日: 1998/12
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