怖いの大好き!読書感想文(映像・2ちゃん系もあり)

ホラー小説、ホラー映画、ホラー漫画、etc...。おすすめ作品の感想を綴ります。

神の左手悪魔の右手

言わずと知れた、楳図かずお先生の「大」恐怖・スプラッター漫画。

神の左手悪魔の右手

 

ビッグコミックスピリッツ連載です。

 

 

連載当時は私もまだ幼児だったので

まだ手に取っておらず。

私の初⭐︎楳図先生作品は中学生の頃。

まことちゃん」でしたw

 

まことちゃんを読んだ感想は、

「絵がすっごく怖くて綺麗で、きったないなぁ!!」

でしたが、絵の魅力にとりつかれ

他の作品にも続々と手を伸ばしました。

 

そして、神の左手悪魔の右手を読んだ感想は

「絵がすっごく怖くて綺麗で、きっもちわるいなぁ!!」でした。

 

 

脱帽するのが、絵の緻密さ!!

一コマにどれぐらいの時間かけてるんでしょうか・・・

・・・?あれ??ビックコミックスピリッツってたしか週刊だったはず・・・

うっそー?!

楳図先生、神じゃないですか。本当に。

 

 

 

神の左手悪魔の右手

冒頭からハサミで顔をちょん切られるという

ビックリなスプラッターで幕を開けます。

 

それからは、ページをめくるたびに

めくるめくスプラッターの連続。

「こんな死に方は絶対にしたくない。」

死に方が、延々続きます。。。

 

あぁ、ハサミが・・・

あぁ、斧が・・・

あぁ、消火器が・・・

 

 

あと、これは他の作品でもそうなのですが

吐瀉物が生々しく頻繁に登場します。

ひぇ〜〜。すっ凄まじい。。。

 

 

でも、ただそれだけだったら。

スプラッターや絵の迫力だけでは

ここまで愛されることはないでしょう。

 

 

ではなぜか?

なぜスプラッターものがここまで広く長く

愛されているのか?!

 

それは、

完璧なストーリーがあるからこそ持ちこたえられる。

楳図先生が、読者をひきつけるストーリーを

納得のいく形でスタートし、終わることができる。

まさに「天才だから。」

これに尽きると思うんです。

 

あらん限りのスプラッター、おぞましいほどの殺戮。

でもそこに、楳図先生の完璧なストーリーがあるからこそ。

持ちこたえられる。

 

だって、過ごすぎますもの・・・!!

どうやって思いつくんですか?楳図先生

こんな死に方・・・

そしてこんな素晴らしいストーリー!!

 

 

これはもう、必読です。

ぐわし

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神の左手悪魔の右手 (1)

(小学館文庫) 文庫 
楳図 かずお (著)

出版社: 小学館 (1997/01)

ISBN-10: 4091921817
ISBN-13: 978-4091921819
発売日: 1997/01

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